- 6月 14, 2025
りんご病(伝染性紅斑)について
【どんな病気?】
・ヒトパルボウイルスB19による感染症
・主に頬部、手足に紅斑を認める
・特別な治療はなし
・登園・登校に制限なし(発疹が出現するころには感染力はほぼない)
*さらに詳しく知りたい方は以下をご参照ください*
【好発年齢】
・5−9歳に多い
【症状・所見】
・紅斑が出現する前に微熱や感冒症状を認める場合があり(この時期に感染力があり)
・頬部の紅斑は平手打ち様紅斑、四肢や体幹の紅斑は網目状(レース状)紅斑
・紅斑は1週間程度で消失するが、しばらくのあいだ出たり消えたりを繰り返す場合がある
・日光、運動、入浴などにより紅斑が再出現する場合があり
・紅斑は掻痒感を伴うことがあり
【治療】
・特別な治療はない
【登園・登校基準】
・登園・登校に制限はない
・発疹が出現するころには感染力はほぼない
【その他】
・ワクチンで予防できない
・成人も罹患し、頭痛・関節痛を認める
・妊婦の初感染に注意が必要
・紅斑が出現している15歳以上の成人について感染が強く疑われた場合はIgM型ウイルス抗体価が測定できる
・発疹時のIgM型ウイルス抗体価の上昇で診断ができるが小児は保険適応外