• 6月 7, 2025

溶連菌(ようれんきん)による咽頭炎

【どんな病気?】
・A群溶血性連鎖球菌による咽頭炎(A群溶血性連鎖球菌咽頭炎)
・発熱、咽頭痛、発疹
・抗菌薬による治療
適正な抗菌剤治療開始後 24 時間を経て全身状態が良ければ登校可能

 

*さらに詳しく知りたい方は以下をご参照ください*

・A群溶血性連鎖球菌による咽頭炎(いんとうえん 喉に炎症がおきている状態)です。
・溶連菌は、咽頭炎以外にも伝染性膿痂疹(とびひ)や蜂窩織炎などの原因となります。

【原因】
 ・A群溶血性連鎖球菌

【診断】
 ・迅速抗原検査
 ・細菌培養検査

【症状】
 ・発熱、咽頭痛、発疹

【治療】
 ・抗菌薬
 第1選択 → ペニシリン 1日1-2回にわけて内服 10日間 (当院では1日2回内服で10日間)

【登園基準】
 ・適正な抗菌剤治療開始後 24 時間を経て全身状態が良ければ登校可能

【その他】
 ・潜伏期間は2-5日
 ・抗菌薬開始後、24時間以内に解熱することが多い →解熱しない場合は再診が必要
 ・溶連菌感染後急性糸球体腎炎という溶連菌感染から数週間後に浮腫、高血圧、血尿をきたす疾患あり 
 ・腎炎確認のルーチンの尿検査については議論あるが、当院では罹患から2−3週間後に尿検査で潜血・蛋白の有無を確認
 ・検査して溶連菌が陽性でも、ただ保菌しているだけの場合があり
 

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