- 9月 14, 2024
日本脳炎ワクチンは生後6か月から接種可能です(2024/09/14)
日本脳炎は日本脳炎ウイルスの感染によって起こる脳や脊髄の病気です。
国立感染研究所のホームページによると、2015年には10か月齢の小児にも感染が確認され、2023年には千葉県、茨城県、静岡県、大阪府、熊本県から症例が報告されているようです。
日本における日本脳炎ワクチンの1期の標準的接種時期は、
① 初回接種として3歳に達した時から4歳に達するまでの期間に、6日以上(標準的には6日から28日まで)の間隔をあけて2回
② 初回免疫終了後6か月以上(標準的にはおおむね1年)あけて1期追加として4歳に達した時から5歳に達するまでの期間に1回となっています。
ただし、定期接種の1期として接種可能な時期は生後6~90か月となっており、希望すれば生後6か月以上であれば接種可能です。
日本小児科学会の「日本脳炎罹患リスクの高い者に対する生後6か月からの日本脳炎ワクチンの推奨について」にも以下の記載があります。
日本脳炎流行地域に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎患者が発生した地域・ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域に居住する小児に対しては、生後6か月から日本脳炎ワクチンの接種を開始することが推奨されます。
茨城では2023年に症例報告があり、生後6か月からの接種が推奨されると考えます。
接種希望の際にはWEBからでは予約ができないため、電話にてご相談ください。