• 6月 22, 2025

とびひ(伝染性膿痂疹)について

【どんな病気?】 
・黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌による皮膚の感染症
・スキンケアと抗菌薬で治療
出席停止の必要はないが、感染部位はガーゼ等で覆う必要あり

*さらに詳しく知りたい方は以下をご参照ください*

【原因】
・主に黄色ブドウ球菌(MRSA含む)、稀に溶血性レンサ球菌
・夏の虫刺されや汗疹、アトピー性皮膚炎の掻きむしりから皮膚感染を起こすことがあり

【治療】
・スキンケアとして、シャワーやお風呂で病変部を洗う
・抗菌薬の外用(フシジン酸、ナジフロキサシン)
・重症度に応じて抗菌薬の内服(第1世代セフェム(セファレキシン)、ST合剤)
・瘙痒感対策として抗ヒスタミン薬内服

【登園基準】
・出席停止の必要はないが、感染予防のためガーゼ等で覆う必要あり

【その他】
・名前の由来は以下のとおり

接触によってうつって、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がるから、たとえて“とびひ”と言うのです。

日本皮膚科学会 とびひQ1より引用


・アトピー性皮膚炎の増悪と見分けがつきづらいことがあり、ステロイド外用を併用する場合あり






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