• 6月 7, 2025

手足口病(てあしくちびょう)について

【どんな病気?】
 ・口の中・手・足を中心に水疱性の発疹を伴うウイルス性の感染症
 ・発熱、発疹、咽頭痛がみられることがあり
 ・特別な治療はなく対症療法
 ・熱がなく、いつも通り食事がとれれば登園可

  

*さらに詳しく知りたい方は以下をご参照ください*


・手足口病はおもに夏に流行する感染症です。その他季節でもみられることがあります。
・手足口病はその名のとおり、手・足・口に発疹がでてくる病気です。発疹は腰部・臀部にもみられることがあります。

【原因】
 ・エンテロウイルス (コクサッキーA16、エンテロウイルス71など)

【診断】
 ・喉の状態や発疹の形状から診断

【症状】
 ・発熱、発疹、咽頭痛、疼痛
 ・発熱は約1/3にみられる

【治療】
 ・有効な治療薬はない
 ・解熱鎮痛薬などの対症療法

【登園基準】
 ・手足口病で登園できるようになる目安は発熱がなく、普段の食事が食べられる状態
 ・発疹があっても、症状が改善していれば登園可

【その他】
 ・乳幼児に多くみられるが、保護者など成人でも罹患することはある
 ・潜伏期間は3-5日
 ・2-4日で解熱するが、発疹は7-10日続く
 ・4-6週間は糞便からウイルス排泄あり
 ・アルコール消毒は効きづらいため流水石鹸による手洗いを
 ・手足口病の発症から数週間後に、爪の脱落がみられることがあり
 ・英語ではHand , Foot and Mouth Disease
 

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